インプラントをどう選ぶ?(バンガロールでインプラント)

歯科医が決まったら、次はどのメーカーのインプラントを使うかです。

調べてみると2017年末時点でインプラントメーカーは100社以上ある事が分かりました。ここから自分が使うインプラントをどう選ぶか、私は以下の順番でインプラントを絞り込んでいきました。


・ドクターMathew が扱っているもの

・日本の歯科医での使用の有無

 (日本での住まいの周辺の歯科医)

・価格


一番目について、歯科医は全てのインプラントを扱える訳ではなく、そこから数種類を選択して使用しています。ドクターMathew が扱えるのは確か5社の製品でした。(ノベルバイオケア、ストローマン、デンツプライ、あとは忘れました)。ここで100から一気に5社まで選択肢が狭まりました。これはドクターを信じて他の約95の可能性を捨てる行為でもあり、賛否が分かれるかと思います。それについての私の考えは後述する事とし、先ずは選択までの流れを説明します。


二点目の日本の歯科医での使用の有無について、インプラントは定期的なメンテナンスが必要です。そして、メンテナンスや万が一の際の治療はその歯科医が扱っているものでないと受け付けてもらえません。バンガロールに永住するのでなければ、日本に戻ってからの事を考えて自分の住まい周辺でメンテナンスや治療を受けられるよう、事前に周辺の歯科医にも電話をし、どのインプラントを使っているかを教えてもらいました。

結果として、上記のノベルバイオケア、ストローマン、デンツプライは世界三大インプラントメーカーであり(これはネットで調べてもすぐ分かる事ですが)、日本でも広く使用されている事が分かりました。

歯科医に聞く際、歯科医によってはメーカー名と製品名の両方教えてくれる場合もあれば、片方しか教えてくれない場合もあり、混乱します。上記の三大メーカーの製品名は以下となります。

・ノベルバイオケア(ブローネマルク)

・ストローマン(ISI)

・デンツプライ(アストラテック)

これは各社の主な製品でこの他にも製品があるようです。

私の日本の住まいの周辺ではノベルバイオケアとストローマンの使用が多い事が分かり、この二社のどちらかにする事にしました。


最後に価格です。ドクターMathew から提示された価格は以下です。

・ノベルバイオケア(6万ルピー)

・ストローマン(10万ルピー)

価格の違いは何かと聞きましたが、「品質や機能の差ではない」とのこと。自分でネットで調べても確かにこの二社の製品に優劣は付けられず、どちらも優れた製品である事が分かりました。

以上を踏まえて、私はノベルバイオケアを選択しました。


最後に、インプラントを選ぶ際に、先に製品を選ぶか、歯科医を選ぶかについてです。私は、手術にあたってドクターを信頼できるかを重視したので先に歯科医を選びましたが、結論としてはどちらでも良いと思っています。幸い私のケースでは、ドクターの扱っているインプラントは実績もあり、日本でも広く扱われているものでした。しかし、ドクターが扱っているインプラントが日本でメジャーでなければ(日本でメンテナンスを受けられなければ)、その時はドクターを変更するつもりでした。

一方で、先にインプラントの製品を決め、それを扱っているドクターを探すという手順も良いと思います。三大メーカーの製品が常にベストとは限らず、個人の事情に応じたベストな製品を選ぶのも大事なことです。ただ、製品が良くても歯科医に問題があればやはり適切な歯科医を探し続ける事になります。また、製品が良くても日本でメンテナンスできなければ意味がありません。

歯科医、製品、メンテナンス、価格で最もバランスが良く、納得のいく選択肢を選ぶ事が大事です。









歯医者探し(バンガロールでインプラント)

まず歯医者探し。「まず」とは云えこれが最重要事項ですね。良い歯科医と出会えれば、他の心配事は歯科医から提案、教えてもらえます。


結論から言うと、私は以下の歯科医を選びました。先生はドクターMathew (マチュー)です。


院名:The Dentist

場所:No:28, Chikka Nanjunda Reddy Layout, Coconut Grove Layout, Ashirvad Colony, Horamavu, Bengaluru, Karnataka 560043

電話:+91 9741125668


選ぶに至った主な理由は以下です。

1.外国人の患者が多く利用している

2.家から比較的近い(車で1時間)

3.英語が聞きやすい


1について、インドは医療が遅れているイメージがありますが、実はそれは間違った先入観です。インド人は英語が使えるので裕福な医師は欧米で修行して開業する人も多くいます。そしてそのような人はインド人ではなく外国人を相手(それなりの料金で)に事業をします。従って、外国人を相手にし、評判の良い歯科医師を選ぶと必然的に腕も良い可能性が高くなります。マチュー先生のところは、日本人を含め、ドイツ、アメリカなど多く外国人が通っています(先生談&待合室で見た人達)。また昔の日本人のブログでも紹介されています。


2について、バンガロールに限らずインドの道路は常に渋滞します。非常の際にすぐに行けると言うのはとても大事な要素です。


3について、英語が非常に流暢で、どんなインド英語でも大丈夫な人には関係ないですが、歯の状態、痛みの有無、治療に関するQ&Aなど手術をするとなるとドクターとのコミュニケーションは非常に重要です。こちらの些細な質問やかなり突っ込んだ質問(どんなインプラントをどらくらいの値段で入れてくれるか、など)にも嫌な顔1つせず答えてくれるか英語の聞き取りやすさと同時に性格の確認も大事です。歯科医によっては逆に「なんでそんな事を聞くんだ」「何を知りたい」(まあ当たり前と言えば当たり前ですが)と疑って来たり、あからさまに面倒だなぁとテンションを下げて回答するケースもありました。


以上の観点からネットや会社の同僚の情報からこの歯医者を選びました。

(立地はかなりマニアックな所にあり、初見そしてこの写真だけでは不安にしかならないですよね)

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バンガロールでインプラント

やましんです。初ブログから1年ぶりの更新で自分ハンドルネームすら忘れていました。


先月、バンガロールインプラントの手術を受けました。

それまで付けていた差し歯を無くしてしまい、日本に戻ってインプラントをするつもりだった事と、差し歯が元々嫌だった(食べ物が挟まると違和感がすごい)もあり、決断しました。


ただ、いざやるとなると「どこで?」「どこのメーカーのインプラント?」「幾ら必要?」「手術までの流れは?」など分からない事だらけ。そこで今回の歯医者に行き着き、手術、その後の経過を以下の流れでまとめてます。

この経験がいつか誰かの役に立つことを願って。


・歯医者探し

インプラントをどう選ぶ?

・手術に向けて

・手術当日の流れ(手術前、最中、その後)








インド バンガロールに赴任することになりました。まずは予防接種

こんにちわ。やましん と言います。

2017年4月からインド、バンガロールに赴任が決まりました。家族(妻、子供3人)を伴っての赴任の予定です。現在、仕事と並行して、赴任の準備、家族の渡航手続き、住まいや学校の調査など、てんやわんやの状態です。

 

バンガロールで家族で赴任し、新生活に備えて何をすれば良いのか、ウェブを見てもなかなか家族での赴任に関する情報が少ないと感じています。自分の備忘録を兼ねて、これから私と同じような家族で赴任する人にとっても、役に立つ情報になればと思いブログを始めることにしました。

準備や手続きのこと、現地での生活のことなど、これからアップしていきたいと思います。

まずは、予防接種について

先日、予防接種を受けて来ました。日本国の在インド大使館のHPによれば、赴任者(同行するも家族も)は以下6つの予防接種が推奨されています。

参照:Embassy of Japan in India: Medical

  ・A型&B型肝炎

  ・破傷風

  ・日本脳炎

  ・腸チフス

  ・狂犬病

このうち、日本脳炎狂犬病はワクチンの供給が少ないそうで、赴任が決まりましたら早めに病院に手続きが必要です。また、腸チフスは国産のワクチンが存在しないそうで、現状(2017年)ではすべて輸入ワクチンになります。これも早めに病院に依頼する必要があります。

今回は、「腸チフス」を除く5種類の予防接種を受けて来ました。

摂取はあっさり終わりました。静脈注射は一つもなく、筋肉注射(肩周辺)と皮下注射(二の腕周辺)に打ちました。これは個人差が出るところだと思いますが、腕の腫れもなく、気持ち悪くなることもありませんでした。

予防効果が出るためには1か月後にもう一度摂取する必要があるので、赴任前にそのことも含めて早めの準備が大事です。次は3月初旬に行ってきます。

 

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